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Non-risk


パリに行く。

ブランドを始めて間もないのにパリに行く。

しかもとてもおっきな展示会に出る。

久しぶりのヨーロッパだし、不安かなとも思う。

しかし必然である、という想いの方が勝つ。

オリジナルのゴールドを作るのも使うのも

実はとってもリスクの高いこと。

なぜならば流通している他の色の金と

混ざってはいけないので、単独で鋳造するための

金の塊を保持していなければならないから。

しかも2色分、一定量を、作るのをやめない限り、

ずっと。

だけれどそれがやりたいことだから。

やりたくてやっていることなのだから

私には何らリスクとはならない。

パリに行くのも同じこと。

遅かれ早かれ世に出るのなら。

本質が分かっているのなら

それに向かって突き進むだけ。

何の恐れやリスクも存在しえない。


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