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Difference between art and design


アートとデザインの違いについて。

アートは大好きで、作り出すものにも

アーティスティックな要素を

感じさせたいと思っている。

しかしもちろん

私は自分のことをアーティストとは思っていない。

というか作家ではない。

作家ではなくデザイナーである。

作家というのは

自分と対面して内なるものを形にしていく、

そこに他者が介在しない。

デザイナーというのは

作り出されるものに対して向かっていく。

そのものがより良いものになるように、

より他者に魅力を感じさせるように、

考える作業。

デザイン性はもちろん、

品質管理や商品としての

問題や摩擦を取り除きながら、

完成度を高めながら、

改善を重ねていく。

使う人の為に行う作業。

私の偏見というより主観だが

作る行為において

自分が楽しいが勝っていると

やってること自体見当外れだったり

妥協が生じる。

私がジュエリーの制作をはじめたのは

自分のほしいデザインのものが世の中になかったから。

自分のほしいものを作りたかったから。

それは本当にないから、

きっとあったら

「やっと見つけた!」と思ってくれる方が

いるはずだと確信を持ったから。

もちろん作る作業は楽しい。

しかし楽しいだけだと商品は完成しない。

すべての工程を自分一人でやっているのは

私にしかできないことだと思っているから。

大変なのは当たり前で

身に着けて下さる方がこころから満足できるように、

今は人の為に制作をしている。

成るべく我が強くならないように

注意を図りながら。


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